放射性物質対策に要した費用の請求について

 清掃組合は、一部事務組合で1市1町(佐倉市、酒々井町)から排出される一般廃棄物の処理処分をしております。

 こうした中で、平成23年3月11日の東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境汚染に対し、同年7月から焼却飛灰、不燃残渣、排ガス、放流水等の放射性物質濃度の測定を行っております。また、放射能物質に起因して、処理処分の変更を余儀なくされています。

 この放射性物質対策については、すでに多大な費用を要しており、今後も引き続き費用負担が求められるものであります。

 これらは事態を引き起こした東京電力株式会社が管理運営する原子力発電所に起因するものと捉えており、当組合では原因者負担の原則により、東京電力株式会社に対し、当組合が事故発生から平成25年度までに実施した放射性物質対策に要した費用のうち、国の補助対象経費などを除いた費用を要求し、下記のとおり支給されました。




 東京電力株式会社への請求金額
佐倉市、酒々井町清掃組合が放射性物質対策に要した費用
平成23年度分  金 1,350,300円(全額支給)
[内訳]
1.放射性物質測定業務委託
2.排ガス等放射性物質測定業務委託
3.排ガス及び放流水放射性物質測定業務委託

405,300円
286,650円
658,350円
平成24年度分  金 36,192,124円(全額支給)
[内訳]
1.検査費用
2.副次産物の保管費用
3.副次産物の処理費用

994,560円
480,418円
34,717,146円
平成25年度分  金 33,647,741円(請求額)
         金 25,077,503円(支給額)
         金  8,570,238円(残額)
※残額については、協議を継続しています。
[支給額内訳]
1.検査費用
2.副次産物の保管費用
3.副次産物の処理費用

572,460円
221,164円
24,283,879円
平成26年度分 金 19,482,521円(請求額)
        金 10,703,889円(支給額)
        金  8,778,632円(残額)
※残額については、協議を継続しています。
[支給額内訳]
1.検査費用
2.副次産物の保管費用
3.副次産物の処理費用

1,080,540円
193,524円
9,429,825円
平成27年度分 金 16,973,523円(請求額)
        金  9,351,490円(支給額)
        金  7,622,033円(残額)
※残額については、協議を継続しています。
[支給額内訳]
1.検査費用
2.副次産物の保管費用
3.副次産物の処理費用

578,340円
384,911円
8,388,239円
 
 今後について

 今後、放射性物質対策に要した費用の請求については、改めて請求します。





平成24年6月21日(平成23年度分請求時)
東京電力株式会社 成田支社にて